イタリア中部の大地震の一週間前に、・・・に関する記事
質問
イタリア中部の大地震の一週間前に、ラドンによる地震予知を研究していた物理学者の警告があったという…久し振りの地震予知の話題ですね…私は、阪神大地震の揺れが収まった直後の光景を見て以来、地震の前兆現象に興味をもち、いろいろ本を読んだ結果「電磁波とイオン」の現象が、私が見た現象の説明に一番スッキリくる説明でした。地震予知に関する意見や体験かありましたら、お聞かせ下さい!
回答
地震直前にラドンが観測されるのは有名な事実です。阪神大震災でも観測が報告されています。ラドンは希ガスで放射性元素のひとつです。地球上どこにでもあるウラン238の崩壊系列中から生み出されるので、通常の空気中には常にラドンがあり、ラドンの崩壊は1立方メートル当たり数十個を一秒間で観測できます。ラドンは狭い空間にはたくさん溜まるので、屋内やトンネルなどでは外より高いラドン濃度です。温泉では鉱物のウラン含有量が大きいためにラドン濃度も高くなっています。また地中にウランはたくさんあるのでラドンがたくさん生まれており、ちょっとした隙間や空洞などに溜まっているので何かあると地中から出てきます。さらに季節によっても一日の中でもラドン濃度は大きく変化します。つまり複雑な環境要因によりラドン濃度は常に変化しています。地震の前には地下深部で何か動きがあり、それに押し出されて地中からガスやイオンが出てくるようですが、一定の法則性が無く、それによる地震予知を難しくしています。また、地震以外の地殻内の変化でもガスやイオンや電磁波は観測されます。ラドンも地震があれば観測されることは多いようですが、それ以外でも頻繁に観測されており変動が大きいので、それらと地震時を区別するのが難しく、直接の予知は困難とされています。ただ、鉱物資源が豊富な地域であれば地震時直前のラドン放出が大きく、突出して観測される可能性はあります。これまで数多の地震予知が宣伝されてきましたが、全てに共通する困難は「地震のときだけに特徴的なもの」ではない、ということです。そのため、地震のときには必ず観測されても、地震と地震以外のものを区別できないために正確な予知が困難なのです。ただこれまでは予知手法の開発が個別に行われ統合されることがありませんでした。全ての様々な兆候の観測を統合することで予知の正確性を増すことができる可能性はあります。実際に中国では昔から伝承されている地震の兆候と言われるものも含め、すべての兆候を統合して予知をしようとする研究が昔から行われています。
出典:Yahoo!知恵袋
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